「つくりおき」と聞くと、休日に台所で作りだめする光景が浮かびます。でもツクリオで作るのはプロの側です。ツクリオは「手料理サブスク」と呼ばれるサービスで、専用キッチンで作った手作りの惣菜が冷蔵で週1回届き、こちらは温めて出すだけ。当サイトの芯である「作らない」と、ちゃんと両立します。
このサービスは、もともと「つくりおき.jp」という名前でした。2026年3月に「ツクリオ(Tsuklio)」へ名称変更しています(運営は株式会社Antway)。検索で旧名が出てくるのは、そのためです。
我が家は共働き夫婦2人。平日は冷凍弁当のnoshを「作らない日の保険」として使っています。ツクリオは「1週間分のおかずをまるごと任せる」という別の使い方ができそうで、気になって調べました。
この記事は、公式サイトで確認した情報を整理した”実食前”の調査記事です。ツクリオはまだ食べていません。味や量の感想は、実際に届いてから別記事で正直に書きます。
ツクリオはどんなサービス?(2026年9月14日に公式サイトで確認)
- 専用キッチンで作った手作りの惣菜(主菜+副菜)を、一度も冷凍せず冷蔵のまま、週1回まとめて配送
- 作ったあとは急速冷却システムで低温にしてから届ける、と案内されています
- 管理栄養士が監修。調理工程で保存料は使わず、天然由来以外の添加物は加えない方針(原料の調味料などに含まれる添加物はあり得ます)
- 衛生管理機関のコンサルを受けたキッチンで作り、検査機関で毎日菌数検査を実施
- 開発メニューは1,000種以上。大人も子どもも食べやすい、やさしい味付けをうたっています
メニューは週替わりのおまかせで、1品ずつの指定はできません。公式サイトで紹介されている例は、チキンケバブ、豚の生姜焼き、豚肉のかりんとう揚げ、トマトソースハンバーグ、黒蜜たれの大学芋、マカロニえびグラタン、3色野菜とチキンのイタリアンサラダ、赤魚の煮付け(手作業で骨取り)など。惣菜屋さんの品ぞろえに近い印象です。
プランと料金(税込・送料込み・2026年9月14日確認)
| プラン | 想定人数 | 週の食数 | 料金(税込・送料込) | 初回価格 |
|---|---|---|---|---|
| 2人前×週3食 | おとな2人 | 3食 | 7,990円(1,331円/食) | 初回割引なし |
| 2人前×週5食 | おとな2人 | 5食 | 11,990円(1,199円/食) | 初回割引なし |
| 4人前×週3食 | おとな2人+子ども2人 | 3食 | 10,690円(891円/食) | 6,690円(558円/食) |
| 4人前×週5食 | おとな2人+子ども2人 | 5食 | 16,960円(848円/食) | 12,960円(648円/食) |
※金額はすべて税込・送料込みと公式サイトに明記されています(2026年9月14日確認)。4人前プランは2026年10月5日のお届け分から価格が改定され、上の表は改定後の価格です(2026年10月2日に公式サイトのお知らせで確認。2人前プランは変更なし)。価格は改定される場合があるため、最新は公式サイトでご確認ください。初回特別価格は、この記事のリンク先ページで2026年10月2日に確認した内容です。対象は4人前×週3食プランと4人前×週5食プランのみで、初回注文限定(お一人様一度限り)・リンク先ページに記載のクーポンコードの適用が必要です。本特典は予告なく変更・終了する場合があります。2人前プランには初回割引の案内はありませんでした。
夫婦2人の場合の目安:いちばん小さい「2人前×週3食プラン」が7,990円です。これは2人×3食=6食分にあたるので、1人1食あたり約1,332円(7,990円÷6食・2人前×週3食プランの場合)という計算になります。
我が家が使っているnoshは1食644円(税込・8食プラン)、送料は8食で1,713円でした。単価だけ見ればツクリオのほうが高めです。ただしツクリオは主菜と副菜がそろった手作りのおかずで、しかも送料込み。「弁当1食」と「食卓ひと晩ぶんのおかず」を並べている、と考えるのが公平だと思います。
「パワーシール」と「通常品」の違い
ツクリオには容器と配送のしかたが2種類あります。ここは住んでいる場所で選択肢が変わる、大事なポイントです。
| パワーシール | 通常品 | |
|---|---|---|
| 容器 | 密閉容器 | 保冷バッグで配達 |
| 配送 | ヤマト運輸の段ボール配送 | 配達パートナーが届ける |
| 対象地域 | 日本全国(沖縄・離島など一部を除く) | 東京都23区のみ |
| フタの加熱 | 対応 | 非対応 |
加熱時間も少し違い、たとえばトマトソースハンバーグはパワーシールで1分30秒、通常品で3分と案内されています。温めずにそのまま食べるメニューもあります。
つまり東京23区以外にお住まいなら、実質パワーシール一択です。23区の方は2つから選べる、という理解でよさそうです(2026年9月14日確認)。
ツクリオは高い?(1食単価の考え方)
「ツクリオは高い」と感じる方もいると思います。我が家の整理では、弁当1食と比べれば高めです。ただし、「食卓ひと晩ぶんのおかず(主菜+副菜)+送料込み」と考えると、比べているものが別物だと分かります。
| (税込) | ツクリオ | nosh |
|---|---|---|
| 1食の中身 | 手作りの惣菜(主菜+副菜) | 冷凍弁当(1食ずつ完結) |
| 料金 | 2人前×週3食プラン7,990円 | 8食プランで1食644円 |
| 送料 | 料金に含まれる | 別途(我が家は8食で1,713円) |
| 1人1食の目安 | 約1,332円(2人前×週3食プランの場合) | 約858円(送料込み) |
| 確認日 | 2026年9月14日 | 料金2026年7月16日・送料2026年6月13日注文時 |
計算のしかたは次のとおりです。
- ツクリオ:7,990円÷6食(2人×3食)=約1,332円(2人前×週3食プランの場合)
- nosh:送料1,713円÷8食=約214円。644円+214円=約858円
差が出るのは、「1食」の中身と送料の扱いが違うからです。ツクリオは主菜と副菜がそろった、ひと晩ぶんのおかずです。noshは1食ずつ完結した冷凍弁当です。また、ツクリオは送料込みの料金ですが、noshは送料が別にかかります。「1食644円」だけで比べると、差が実際より大きく見えます。
なお、ツクリオで届くのはおかずなので、ごはんや汁物は自分で用意します。noshの日も、我が家はごはんを別に用意しています。
自炊と比べれば、どちらも高いのが正直なところです。自炊の材料費は1食300〜500円ほどが目安です。ただ、献立・買い物・調理・片付けで1時間前後かかる日もあります。金額だけでなく、浮く時間と手間も含めて考えたいところです。
高いと感じやすい人
- 弁当1食の値段と横並びで比べたい人
- 週に1〜2晩だけ置き換えたい人(いちばん小さいプランでも週3食です)
- 外食や残業が多く、お届け日を含む4日間で食べきれるか不安な人
納得しやすい人
- 主菜と副菜がそろった食卓を、まるごと任せたい人
- 送料込みの定額で、毎週の支払いの見通しを立てたい人
- 献立や買い物の手間ごと、平日の負担を減らしたい人
価格は改定される場合があるため、最新は公式サイトでご確認ください。
noshとの違い(我が家の使い分けの考え方)
| ツクリオ | nosh | |
|---|---|---|
| 形態 | 冷蔵の手作り惣菜(主菜+副菜) | 冷凍弁当(1食ずつ完結) |
| 届く頻度 | 週1回・週替わり | 1〜3週間ごと |
| 賞味・消費期限 | お届け日を含む4日間 | 約1年(我が家の実測) |
| メニュー選択 | 指定不可(おまかせ) | 1品ずつ自分で選べる |
| 向く使い方 | 「今週は毎晩まかせる」 | 「疲れた日だけ取り出す保険」 |
| 1人1食の目安 | 約1,332円(2人前×週3食プランの場合) | 644円+送料 |
いちばんの性格の違いは消費期限です。noshは1年ストックできる「保険」、ツクリオは届いた週に食べきる前提の「今週のおかず」。どちらが良いかではなく、平日の過ごし方で選ぶものだと感じています。
なお、ツクリオの容器は冷凍・加熱が可能です。ただし一部メニューは冷凍できません(例:黒蜜たれの大学芋)。
シェフの無添つくりおきとの違い
同じ「冷蔵・週1回・週替わりおまかせ」型として、当サイトではシェフの無添つくりおきも調べています。似ていますが、料金の決め方が違います。
- 料金の決め方:ツクリオは「人数×食数」の定額で送料込み。シェフの無添つくりおきは、おかずセットの価格(食卓サポートプラン5,173円)に送料990円が別途(2026年9月8日確認)
- 初回:シェフの無添つくりおきは初回3,799円・送料無料の案内あり(サポートプラン)。ツクリオは4人前×週3食プラン/4人前×週5食プランのみ初回特別価格6,690円/12,960円(税込・送料込み・初回注文限定・指定クーポン適用が必要・2026年10月2日リンク先ページで確認)で、夫婦2人向けの2人前プランには初回割引がありません
- 配送方式:ツクリオはパワーシールと通常品の2方式。シェフの無添つくりおきは時間指定や再配達に対応との案内
- 対象地域:ツクリオは沖縄を除く46都道府県(離島など一部を除く)。シェフの無添つくりおきは公式に地域一覧が見当たらず、要確認
どちらが優れているという話ではありません。夫婦2人なら「送料込みの定額で考えたい」ならツクリオ、「まず初回を安く試したい」ならシェフの無添つくりおき。4人家族なら、ツクリオの初回価格も選択肢に入ります。そんな比べ方が現実的だと思います。
申し込む前に知っておきたい注意点(デメリット)
正直に、気になった点も書きます。すべて2026年9月14日に公式サイトで確認した内容です。
- 消費期限がお届け日を含む4日間 … 外食や残業が続く週は、食べきれない可能性があります。容器は冷凍できますが、一部メニューは冷凍不可です
- メニューは指定できない … 週替わりのおまかせで、noshのように1品ずつ選ぶ方式ではありません。苦手な食材がはっきりしている人には向きにくいと思います
- 注文・変更はLINE内の注文ページからのみ … 注文、お休み(スキップ)、解約、プラン変更のすべてがLINE経由です。普段LINEを使わない人には少し不便かもしれません
- 締め切りが配達日前週の水曜日中 … 「来週は外食が多そう」と気づいても、水曜を過ぎると調整できません。お休み登録は週ごとに無料なので、早めの判断がコツになりそうです
- 通常品は東京都23区のみ … 23区以外はパワーシール(段ボール配送)になります。沖縄と一部の離島は対象外です
- 価格が改定される場合がある … 4人前プランは2026年10月5日のお届け分から改定されました(この記事は改定後の価格です)。申し込み前に、公式サイトで最新の金額をご確認ください
一方で、入会金・解約金はなく、1週だけの利用も可能と案内されています。配達曜日・時間も選べるとのことで、受け取りが不安な共働き家庭には助かる設計です。支払いはクレジットカードで、毎週木曜の朝に決済されます。
向いている人・向いていない人
向いている人
- 平日は「作らない」と決めて、1週間分のおかずをまるごと任せたい共働き世帯
- 送料を別で気にしたくない人(料金に送料が含まれます)
- 主菜だけでなく副菜まで、食卓を整えたい家庭
- 小さな子どもがいて、やさしい味付けの惣菜を探している家庭
向いていない人
- 外食や残業が多く、4日以内に食べきれるか不安な人
- 1食ずつ自分でメニューを選びたい人(→noshのほうが向いています)
- 冷凍庫にストックしておきたい人(→冷凍弁当のほうが向いています)
- LINEでの手続きに抵抗がある人
まとめ
- 「つくりおき」は名前だけで、作るのはプロ側。旧「つくりおき.jp」から2026年3月にツクリオへ名称変更
- 冷蔵・週1回・消費期限はお届け日を含む4日間。「今週の夕飯をまるごと任せる」タイプ
- 料金は2人前×週3食7,990円〜(税込・送料込み・2026年9月14日確認)。夫婦2人なら1人1食あたり約1,332円が目安
- 初回特別価格は4人前プランのみ(4人前×週3食プラン6,690円/4人前×週5食プラン12,960円・初回注文限定・指定クーポンの適用が必要・予告なく変更される場合あり・2026年10月2日リンク先ページで確認)
- 東京23区以外はパワーシール(全国配送)。23区のみ通常品も選べます
- 注文・お休み・解約はLINEから。締め切りは配達日前週の水曜日中
- 価格は改定される場合があるため、最新は公式サイトでご確認ください
我が家もまだ実食していません。届いたら、味と量の正直な感想を別記事で追記する予定です。他の宅配食との比較や、選び方の考え方は下の記事にまとめています。
→ 共働き向け宅配食の比較記事はこちら → 宅配食の後悔しない選び方(5つのチェック点)はこちら → noshを実際に7品食べた正直レビューはこちら → noshの送料はいくらかかったか(我が家の実績)はこちら